熊本様は新築半年後から不運にも雨漏りに悩まされ続け、以来、雨の多い時期になると憂鬱な日々を過ごしておられました。そんな中、3年前に日本ルーフ産業に屋根瓦の葺き替えを依頼し長年の悩みから開放されたとのこと。
「いろんな人脈をお持ちにも関わらず、なぜ全く縁のない会社に依頼しようと思ったのか」「安心できると思った理由は何か」を伺った。
もくじ |
- 雨漏りに悩まされ続けた30数年間
- 我慢の限界、根本的に直すために受話器を取った。
- 図に描きながら詳しく説明してくれた。
- 最終的に決めたのは事務所に行った時
- 雨漏りを防ぐためにはより性能を優先して施工
- 依頼する業者を選ぶ時の基準
- 日本ルーフ産業を一言で言うと
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―どうして瓦の葺き替えを考えようと思ったのですか。 それがね。恥ずかしい話、新築して半年後に台風が来てね、その時に廊下から玄関まで水がダーダー漏れですわ(笑) 大変だったんですよ。それですぐに住宅メーカーさんに来てもらって直してもらう。でも次の年にも雨が漏る、 また来て補修してもらう、その繰り返しなんですわ。はよう言うたら表面を装う”ような感じですわな。根本的な ことじゃなしに。
―それで雨漏りは直らなかったわけですか。 そう、また次の年も同じにように雨漏りするんです。それをずっと重ねてきてね、これじゃだめだと思ってね、私もいろんな付き合いが あるから知人の建築業界の職人さんにもみてもらったわけです。そしたらみんな「こんなことをしたらいけん」っていう 施工の不備がたくさんあったわけです。中をあけたら「デタラメ」ですわ。
―知人の方に依頼はされなかったのですか。
いやしていないんです。それこそ、この状態をみて知人の方が「紹介してやる」と何人かの方が言われたんですよ。でもねえ。 最初に知り合いに依頼して失敗しとるでしょ?だから紹介頂いても本当に私の要望にあうかどうかわからないし本当に専門家かどう かわかりませんしね。同じようなことになってもバツが悪いでしょ。人を頼るのも善し悪しだからね。
―そうするとその後も同じような状態が続いたのですか。
そうしていると建築した会社は倒産してしまって補修はできないでしょ。その後はしょうがないからいくつかの業者に補修をお願いしましたよ。でもその場しのぎみたいなことにしかならないですわな。一向によくならん。そうして今から3年位前から「きちんと直さんといかん」と考えるようになったんです。
―ではどうやって瓦の葺き替えをする会社を探したのですか。
あれ、何というかな。黄色いヤツ。
―タウンページですか?
そうそうそれ。
―どうして日本ルーフ産業に電話してみようと思ったのですか。
ものすごく詳しく書いてあったんよ。uいくらとか「責任持ちます」とか社長の顔写真もあったしね。瓦の会社はたくさん あったけど日本ルーフさんが一番、細かく書いてあったねえ。事務所も近くて新保のあたりだからね。
―タウンページで探したのは今回、初めてだったのですか。
そう。実はね。日本ルーフさんに依頼する前にその当時、何度か小さな工事を依頼していたリフォーム会社に見積もりをお願いしていたんです。それで相談した時にいろいろ細かい質問をしてみたんです。やっぱり私がこれまで失敗しているもんだから不安じゃないですか。そしたら何の答えもなかったり突っ込んで聞くと「そこまではわからん」とかね。結局、瓦だけを専門でやっているわけじゃないから細かいところはわからないんですわな。それで電話帳(タウンページ)で探したんですわ。
―でもこれまでご苦労されて初めて会った日本ルーフ産業に依頼されるのは心配ではなかったですか。
いや、それが社長さんがものすごく丁寧に説明してくれたんですわ。「どんな工事が必要になるのか」っていうことを図に描きながらね。今でも持っとるよ。契約とかお金の話ばかりが先に来るんじゃなく「こんな状態なので何をやります」ということをね。これなら納得できると思ったなあ。それで全面、やりかえることになったよ。
―最初は全面、やるつもりではなかった? う〜ん。瓦の場合は悪いところを部分的に変えても色も違いが出るし瓦全体が樋まで下がっているしね、今回は根本的に直したかったんよね。
―しかしそれでもよく初めて出会う会社をそんなに信用できましたね。 やっぱりね。依頼する側と施工する側で意見の交換ができるかどうかだと思うね。依頼する側はいろいろ不安があるんですよ。要望もある、それをこちらが聞いてもあまり返答がなかったり「はー」「ふー」だけではいかんよね。
かといってペラペラ説明がうまいのはいるわな。ああいうのは私は信用せんのんです。それが日本ルーフさんはそんなに言葉数は多くはないけど的確で工事の内容を細かく説明してくれたからなあ。
―最終的に日本ルーフ産業に決めたのはどのタイミングですか。
最初、社長さんの説明を聞いてほぼ腹は決まっておりました。それでも一応と思って事務所に行ったんですわ。実際に使う瓦とかどんな内容なのかを説明を聞いたんですわ。よくわかりました。それで”よろしい”と思って決めました。
―では施工中も気になったでしょう。
最初、現状を見る時は職人さんと一緒に屋根にあがってなあ。実際にみながら説明してくれましたよ。そしたら「どこがまずいのか」がようわかるんですわ。やっぱりやってもらっている側は不安ですわな。だからいろいろ職人さんに聞くわけですわ。それがどの職人さんもこちらが一を聞いたら2〜3返ってくるんです。だからとても安心だったですな。
16名いるベテラン揃いの職人さん
―熊本邸の施工の重点ポイントはどこですか。
日本ルーフ産業 藤原:作り方を変えましたよね。壁際に大面を乗っけるよりも今回、雨が漏ったから葺き替えしているわけなので見た目の豪華さよりも雨漏りに強い方法にしましたね。新築の場合は見た目を重視して考えてもいいんですけど雨漏りが一度あったところはきっちりフォローしていかないといけませんから。瓦の葺き替えは現場によって違いますしどこを重点にするかはその都度、変わります。そこを見極めるのが重要ですね。
小さく見えるのが瓦です。たくさんの種類の中からベストなものを選択します
―完成してどのように感じましたか。
そりゃ丁寧だし完璧。何の心配もありません。これまで散々、苦労させられましたからねえ。喜んでます。良かったから私が賃貸管理しているお店も日本ルーフさんにお願いしたんですよ。
「和風居酒屋とっとんめ」さんも瓦の葺き直し施工を実施
玄関もいい表情してます
傾斜にあわせて隙間が出ないようにするのが熟練の技と誇り
―熊本様は建築工事において実にいろんな経験をされていますが依頼する会社を選ぶ際にどんなことに気をつけたらよいと思いますか。
私は家やマンションや商業施設を含めると7つぐらい建築を経験しました。この家の新築が失敗でした(笑)でもやっぱりどんな会社であれ実際にやるのは職人。その職人がどんな意識でどんな仕事をやるのかをみると会社の本当の実力がわかるんですわ。それを管理するのが現場監督ですね。そこが一番大事です。だからできれば現場をみるとか工場や事務所に行って雰囲気をみるのは大事だと思いますな。
―最後に日本ルーフ産業を一言でいうとどんな会社ですか。 お客さん本位に仕事をするし誠心誠意やっている会社だと思うよ。事務所の方の対応もとってもよかったよ。社長がどんなにうまいことを言っても事務所の人に浸透しなかったらそうならんもんな。(笑)
熊本様、本日はお忙しい中、 貴重なお話をありがとうございました。
※ 取材日時 2009年3月 ※ 取材制作:赤木浩二
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